英語勉強法

小学生は英検何級を目指すべきか?英検を受けるメリットをそれぞれ紹介。

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現在の小学校教育では小学3、4年生は「外国語活動」、5、6年生は「教科」という形で英語に携わっています。今では英語は必須科目としてその重要性や、焦りのようなものが高まっているわけですが、その対策として英検は果たしてどのようなメリットをもたらし、また英検何級の合格を目指すべきなのでしょうか?


英検試験の概要

まずは英検について簡単に紹介します。英検は日本で最もよく知られている英語の資格試験です。試験は1級、準1級、2級、準2級、3級、4級、5級とあります。受験者が小学生の場合、一般的には3級から5級までを合格目安とされるケースがほとんどです。なかには準2級に合格する生徒も聞いたりしますが、実際には5級に合格するだけでも相当量の学習が必要です。

各級の目安
推奨目安出題形式
5級中学初級程度筆記・リスニング・録音形式のスピーキングテスト
4級中学中級程度筆記・リスニング・録音形式のスピーキングテスト
3級中学卒業程度筆記・リスニング・面接
準2級高校中級程度筆記・リスニング・面接
※英検公式サイトより引用 (https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/about/)

将来に備える英語スキルとその重要性

次に小学生にとって「英検は必要?」という疑問に触れてみます。前述しましたとおり、現在の小学校教育で3、4年生は「外国語活動」、5、6年生は「教科」という形で英語に携わっています。小学生の場合、現状の英語力をシビアな目で評価されることは一般的にはありませんが、中学生になると内申点という言葉をよく聞くようになります。また高校受験のために中間テスト、期末テストなどの結果や成績表を目のあたりにすることになり、一般教科はもとより勉強に対する姿勢、取り組み方が評価されるようになります。英検は高校受験にあたり成績表からのプラスαとして有利に働くこともあり、とりわけ3級合格以上が、内申点の加点として評価されるケースも多いため一つのメリットと言えます。

でも英語は話せるようになってなんぼですよね?
Tomo
話せるためにまず何をするべきでしょうか。

話は逸れてしまいますが、かねてより日本の少子高齢化が言われています。これが何を意味するかというと日本の人口が着実に減っていることです。もっと言うと労働力が減少し、国内の顧客が減るということです。では何処に顧客がいるのか?海外です。また高齢化から介護、医療などの分野では今後さらに外国人労働者および移住者の方に助けを求める状況にもなり得ます。こういった理由から英語でのコミュニケーションはますます必要とされると予想することができます。不安を煽るような言い方は良くありませんが、正直なところ英語ができて当たり前という時代が来てもおかしくはありません。

英検を受けるメリット

中学・高校受験時の内申点に加点される場合がある

すべての中高校受験に適用されるわけではありませんが、内申点への加点や場合によっては試験免除、入学後の費用面での免除、優遇措置があります。内申点は中学1、2年のときの評定も反映されるため、後になって努力するよりも早くから意識しておくことです。


今から英語の基礎がしっかりと作られ、将来性につながる

英検は基礎を固めるための最もよい手段の一つです。一番の心配は授業についていけなくなり、やる気も失ってしまうことです。英語の良いところは国際共通語として将来的に有利になる場合も多く、中学・高校・大学生活はもとより、今後需要はさらに増すと考えられるところです。


英語コミュニケーションスキルを身につけられる

英検は英会話スクールなどと違い、会話ができるようになると思っている方は少ないかもしれませんが、実は内容自体には大きな違いはありません。基本的な文法や語彙力、日常会話におけるコミュケーション、質問から受け答えまで、しっかり網羅しています。リスニング・スピーキングも十分に鍛えることが可能です。

小学生は英検何級を目指すべき?

英検試験は年に3回実施されます。2023年度ですと、6月4日、10月8日、2024年1月21日に行われています。結論から申し上げますと、まずは5級合格を目指すべきでしょう。5級といっても知っておくべき単語・熟語は約600語ほどあり、合わせて文法問題やリスニングテストもありますから、それ相応の学習時間を考慮する必要があるでしょう。一回で合格するのは難しいこともあるかもしれませんが、着実な一歩をふみだし、確かな英語力を身につけること、英検に合格する=自信をつけることにつながります。

3級合格はあせりすぎ?
Tomo
ゆっくりと基礎を固めていってからでも問題ありません。

英検を習得することは、筆記テストに合格するということではありません。同時に英語における必要なコミュニケーション能力を培うことが望ましいと言えます。焦る必要はありません。まずは着実に英検5級を目指し、段階的に4級、3級と伸ばしてゆければ良いでしょう。

おわりに

ここまで読んでいただきありがとうございました。

最後に英語、教科に限らず自主的に学習することは自己成長を促してくれる大切な要素です。英検に合格することだけを考えず、どのように学んでいくか、どういった時間を毎日過ごすのか、そういった意味も含めて英検を受けるメリットについて知っていただき、この記事が何かしらのお役に立てればと幸いです。

またアップデートしていきますので今後とも宜しくお願いいたします。最後までお読みいただきありがとうございました。

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